(レビュー)不動産投資専門税理士が数字の比較でわかりやすく解説 もう失敗しない間違いだらけの不動産投資キャッシュフロー戦略

きっかけ


この本を購入したきっかけは、「決算書の内容を改善したい」と思ったからです。
私は現金で戸建てのみを購入してきました。そのため、融資を受ける必要性を全く感じてきませんでした。
しかしアパートの購入を考えるようになり、融資を受けるためには決算書の改善が必要だと考えるに至りました。

概要

本書の目的は、著者の開発した「REITISS(リーティス)」という投資分析ソフトウェアの宣伝です。
著者本人も次のように書いています。

本書では、私が開発し特許を取得した、税金、売却まで考慮した物件キャッシュフロー・シミュレーションソフト「REITISS(リーティス)」で算出される数字を比較しながら、購入条件や融資条件、また節税対策など、様々な条件を変えることによって、キャッシュフローにどのような影響を与えるのかを、わかりやすく解説します。

税金や維持費のシミュレーションをきっちり行うと、資産規模数億円であっても実質的な利回りは1%にも満たない場合があることなど、不動産投資の難しさを説明しています。
キャッシュフローを最大化するための借入金額・期間の考え方、想定家賃や下落率の設定方法、最適な減価償却のための建物価格の設定方法など、長期的に着実な利益を残すための方法を、多くの数値や表を用いて解説しています。

感想

満足度は、5点満点中の2点です。
低評価の理由は、

  • 紙面の多くの部分が著者の開発したソフトウェアの宣伝に費やされている
  • これから物件を入手するにあたってのアドバイスが中心で、既に物件を保有している場合は想定していない

という2点になります。
今後アパートを購入する際どのような点に注意して決算書を作成すればよいか、という点についてはとても参考になります。

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